「虫歯と歯槽膿漏」と「高血圧」

むらかみ歯科クリニック

telicon0120-841-060

ブログ

「虫歯と歯槽膿漏」と「高血圧」

院長ブログ

2014/10/25 「虫歯と歯槽膿漏」と「高血圧」

img_owner03

 

 

本日はお口の中と全身的な健康の密接な関係についてお話ししたいと思います。

 
日本では「歯医者さん」と「お医者さん」がそれぞれ別モノと捉えられているせいか、もしくはお互いの歩み寄りが今一つであるからかどうかはわかりませんが、「お口」と「身体」の健康はあまり関係はないように考えられているように感じられます。

 
ですが、「医食同源」という言葉もあります。「お口」と「全身」の健康、決して無関係であるはずもありません。むしろ、密接な関係があると言って過言ではありません。

 
今回は「虫歯」と「歯槽膿漏」と「高血圧」についてお話しをさせていただきたいと思います。

 
「高血圧症」と「虫歯と歯槽膿漏」いっけんなんの関係もないように思もわれますが、ところがどっこいです!

 
では、ここで質問です。「高血圧」の原因はなんですか?と聞かれたら皆さんはなんて答えます?一般的に知られているところで「塩分取り過ぎ」「老化」「ストレス」「運動不足」「遺伝的要因」といったところでしょうか?

 
ですが、じつは「高血圧」の原因の90%以上は原因不明でなぜになるのかは詳しくはわかっていないのです。

 
そこで「虫歯」と「歯槽膿漏」です。口のなかというのはとっても特殊な環境です。虫歯や歯槽膿漏になってもひどくならなければ大した痛みもなく放置することが可能です。虫歯も歯槽膿漏もなってしまえばその部分には普通に怪我をするように傷が存在します。しかもその傷の上には口の中という湿った環境であるため大量の細菌がウジャウジャといるのです。しかもその傷は治療されず放置されれば治ることはありません。傷はそのままバイ菌もそのままです。このような傷とバイ菌の関係が成り立つ環境が身体の中で他にあるでしょうか?お口の中だけです。そして傷からバイ菌は血管の中へ…

 
さてさて血管にまんまと入り込んだ菌はいったいどうなるのでしょう?入り込んだ菌たちは身体中を血液の流れに乗ってグルグルと駆け巡ります。これだけでもなんだか身震いしちゃいますよね~

 
身体中を駆け巡っている菌たちにも旅の終りがやってきます。どっかの血管の壁にひっかかってそこに留まるのです。

 
バイ菌に取りつかれた血管の壁は傷つきます。傷つけば自分の身体は傷を治そうと頑張ります。ここで皆さんどこでも良いのでお口の中以外で怪我をして傷が出来た時のことを思い出してみてください。傷ってどんなふうに治ります?「固く・盛り上がって」治りませんか?

 
血管の傷も「固く・盛り上がって」治ります。血管が「固く」なればこれって「動脈硬化」ってことじゃないです?で、血管全体が固くなればこれって「高血圧症」じゃないです?さらに血管が「盛り上がって」しまえばそこの血管って「細く」なっちゃいますよね?細くなった血管ではなにが起こりやすくなるでしょうか?そうです!「詰まり」やすくなっちゃいますよね!

 
菌が血管の中に入り込んでしまうというのはこんなに恐ろしいことだったのです!しかも先にもお伝えしましたが全身にバイ菌を毎日四六時中送り込むことの出来る環境は「お口の中」しかないのです。

 
このながーい文章をここまで読んでいただいた方にはもうお分かりですね?「お口の健康」と「全身の健康」がいかに密接であるかということを!そして「お口の中の健康」と「高血圧」の因果関係を!

 
さて、やっと結論にまいります。

 
やっとです、お待たせいたしました。

 
皆さん!「高血圧」にならないよう「歯医者さん」にいきましょう!「高血圧」?そんなの「内科」の先生に診てもらうんじゃないの?

 
いえいえ!「内科」の先生にも「高血圧」を「治す」ことは出来ません。出来るのは血圧が上がらないようにコントロールすることだけです。「高血圧」になってしまえばあとは一生お医者さんのお世話になるだけです。

 
ですからどうか皆さん!「高血圧」になってお医者さんのお世話になって一生お薬を飲み続けなくてはならないような状態になる前に「歯医者さん」への受診をお願いいたします。

 
最後に補足で…

 
当院では「高血圧」を躍起させているであろうお口の中のバイ菌をやっつけるための画期的な方法を実践させていただいております!

 
それは!『3DS(Dental Drug Delivery System)』です!

 
3DS!Nintenndoのじゃありませんよ!

 
この話につきましてはまた次回に…

TOP