「口呼吸」と「虫歯」と「歯槽膿漏」

むらかみ歯科クリニック

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「口呼吸」と「虫歯」と「歯槽膿漏」

院長ブログ

2015/02/04 「口呼吸」と「虫歯」と「歯槽膿漏」

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今回は『呼吸』についてお話させていただきたいと思います。

 
さて皆さんに質問です。普段どうやって『呼吸』をされていますでしょうか?こんなふうに尋ねられて返答に困る方がほとんどではないかと思います。

 
では、ちょっと質問を変えてみましょう。

 
皆さんは『鼻』で呼吸されてますか?それとも『口』で呼吸されてますでしょうか?

 
こんなふうに質問を変えてみても、皆さんの返答はいかがでしょうか?「はぁ?」って感じじゃないですか?

 
それは、皆さんが特になにかしら意識して『呼吸』をされているわけではないからだと思います。

 
では、さらに質問を変えて、『鼻呼吸』と『口呼吸』どちらが正しい呼吸法でしょうか?

 
二択ですよ!二択!

 
そう!そうです!ピンポーン!『鼻呼吸』が正解です。人間も動物である限り『鼻呼吸』が正解です。

 
では、皆さん自分自身この『鼻呼吸』がしっかりできているという自覚がありますか?

 
わたくし職業がらひとの口元を観察してしまう癖がありまして、いえいえいやらしい気持ちは一切ございません!と、言えば嘘になるかもしれませんが(笑)。そこで観察を続けていると10人にそうですねぇ、、、4人ぐらいの割合でお口がポカーンと開いたままの方を老若男女問わずお見受けいたします。

 
このお口ポカーンの方は『口呼吸』している可能性“大”です!自分じゃわからないのでぼけーっとしているときにふと鏡を見てみて下さい。ほら!そこのアナタ!いかがですか!?

 
では、この『口呼吸』いったいなにがいけないのでしょうか?

 
まずは、全身に与える影響についてです。実は『鼻』というのはとっても優秀なフィルターの役目をもっています。いろんな空気中を漂っている有害物質を鼻毛や、副鼻腔、上顎洞、リンパによって濾過してキレイな空気を身体の中へと送り込みます。一方『口』にはフィルターの役目をするものはありません。有害物質もなんもかんも直接空気と一緒に身体の中へと送りこんでしまうのです。『口呼吸』をして有害物質を身体に多量に取り込めば身体はおかしくなってとうぜんです。花粉症や、ぜん息、リュウマチといった自己免疫疾患を躍起する原因となってしまうのです!怖いですねぇ!

 
次にお口の中に与える影響ですが、口で呼吸すれば口の中を空気が通りますので当然お口の中は乾燥してしまいます。この乾燥がとっても危険なのです。皆さん川を頭に思い描いてみて下さい。川の流れの速いところにはコケや藻はつかないですよね?でも流れの緩やかな、もっと言えば岩場に出来た水たまりなんてコケやら藻でびっしりですよね?何が言いたいかと申しますと、お口の中が乾燥して唾液が干上がった状態であればそこは『菌』の格好の繁殖場所となるということが言いたいのです。『菌』が繁殖すればそれが、虫歯菌であれ歯槽膿漏菌であれひどくなるのは当然のことですよね。

 
お口の中だけでなく、全身に影響を与える『口呼吸』皆様も今一度自分の呼吸について考えてみられてはいかがでしょうか?

 
そして、この『口呼吸』を『鼻呼吸』へいざなう画期的なお口の体操があります!

 
『あ・い・う・べ体操』をご存知でしょうか?もう知ってるってお方もいらっしゃるかとは思います。この体操のやり方についてはまたの機会にお話しできたらと思います。

 
ではまた!

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