むらかみ歯科クリニックでの取り組み 症例報告

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むらかみ歯科クリニックでの取り組み 症例報告

院長ブログ

2016/12/22 むらかみ歯科クリニックでの取り組み 症例報告

いよいよ年の瀬が押し迫ってまいりました。明後日はいよいよクリスマスイブですねぇ

皆さんちゃんとクリスマスプレゼントの準備しておられますか?うちの3歳になる娘には今はまっているパズルを用意しております。

3歳で200ピース以上あるパズル一人で完成さすなんて天才じゃないです⁉

どう⁉

 

どうです⁉

って、あれ結構普通なんですかね…

まぁ親バカはこれくらいにして

 

本日は成人の矯正治療について症例報告をさせていただきたいと思います。

 

22歳女性です。

 

主訴は「歯並び」を良くしたい ではなく 「奥歯がグラグラする」でした。

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左側

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正面

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右側

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ「歯がぐらぐらする」のでしょうか?

『歯槽膿漏』?

彼女の年齢でそれは考え難いですし、なにより歯ぐきがとっても綺麗です。

『歯槽膿漏』が原因ではなさそうです。

 

原因は『歯並び』『歯ぎしり』『ベロ』にあると考えられます。

まず『ベロ』と『歯ぎしり』についてですが歯並びの悪い方は基本的に『ベロ』の筋力がありません。

『歯並び』は『ベロ』によって整えられるため綺麗に並んでいない方は『ベロ』の力のない方である可能性が高いのです。

舌に力が無ければ夜寝る際、横になると舌は喉の奥に重力に引っ張られて落ち込みます、舌のすぐ後ろには気道という空気の通り道があります。

これを舌が塞いでしまうのです。そうなると呼吸が困難になってしまいます。

呼吸が出来ず苦しくなって気道の上の舌をどかそうと一生懸命持ち上げようとするのですが、舌に筋力が無ければまったくあがりません。

睡眠中に呼吸困難に陥り生命の危機です!

 

そこで今度は『歯ぎしり』が始まります。上がらない『ベロ』の代わりに下顎をスライドさせて前方に持ち上げて一緒に『べろ』も持ち上げて気道を開いて

息をするのです!

この時の下顎のスライドが『歯ぎしり』です!

 

はぁ?たかが『歯ぎしり』?と侮ってはいけません。

 

『歯ぎしり』は脳の抑制をまったく受けずに行うので下顎の筋力100%近くを使っておこないます。その力たるや体重の4~5倍にもなります!

こんな力で揺すられたら歯がグラグラしてもおかしくないですよね?

 

後は原因となる『歯並び』ですが出っ歯が原因の主たるものではありません奥歯の咬み合わせにあります。

奥歯が非常に『歯ぎしり』しにくい『歯並び』になっていたのです。

 

『歯ぎしり』が悪いわけではありません。

 

一番の原因は『歯ぎしり』しにくい環境が問題なのです。

 

主訴は「奥歯のグラグラ」でしたが矯正することを勧めました。

 

見た目を回復する矯正ではなく、口の中を正常な状態に整えるための矯正をお勧めさせていただきました。

 

患者さんの口のなかは非常に狭くまずは口の中を拡げ、顎の歪みをとる装置を現在使用していただいています。

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拡大装置(上)

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拡大装置(下)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しっかりとしたお口の中のスペースが確保出来た後本格的な矯正治療に入る予定になっております。

 

 

 

むらかみ歯科クリニック

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